TREFETHEN FAMILY VINEYARDS

ナパのダウンタウンから29号線を北上すること10分弱。ブドウ畑が果てしなく広がる交差点の一角に見える立派な門が、ナパの最古参ワイナリーのひとつTrefethen Family Vineyardsです。

このワイナリーは、もともと各ワイナリーに原料用のブドウを供給するブドウ農家からの出発。 1968年、トレフェッセン夫妻が19世紀末に建てられたナパ最古のワイナリーのひとつで廃墟となっていたワイナリーを購入、ブドウ園を始めたのが始まり。 その頃のナパは、30軒ほどのワイナリーしかなく、過疎地だったようです・・・。その後、息子のジョンがワイナリーに方向転換。初リリースは、1975年だったそうです。

このワイナリーの特徴は、私が勝手に名付けていますが「古豪ワイナリー」であること。というのは、現在、ナパには400近いワイナリーがありますが、、創業から40年以上も一貫した家族経営であるといのは、M&Aが頻繁に行われるナパでは、貴重なワイナリーです。 しかも、このワイナリーは、自社畑で栽培したブドウを原料にしたエステート・ワインのみを製造し、しかも、所有する畑の全てがワイナリーから見渡せるところに位置しているのは、このTrefethen Family Vineyardsだけ！まさにこだわりのワイナリーなのです！

そんな古豪ワイナリーから造りだされるワインは、外部評価も高く、小規模生産の2005 HāLo Cabernet Sauvignonが “Top Ten Wines” of 2009 by Connoisseurs’ Guide to Californiaに選ばれたそうです。 また、カリフォルニアでは珍しいドライ・リースリングもこのワイナリーの看板商品の一つ。日本でも比較的入手しやすいのがこのワイナリーの魅力でもあります。

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ワイナリー巡りのコツ

左ハンドル右側通行に不慣れな、日本から自力でワイナリー巡りする我々のような輩には、これほどありがたいロケーションのワイナリーはないのではないでしょうか？ナパのメインストリート29号線沿いにありながら、Oak Knollという交通量が少なめの場所で、しかも交差点脇にあるので、ワイナリー巡りの行き（北上）帰り（南下）どちらでも立ち寄り易いワイナリーです。Trefethenからスタートしナパ・ヴァレーを北上するもよし、ワイナリー巡りの最後の訪問先として帰り際に立ち寄るもよし！ですよ～。