ANDERSON'S CONN VALLEY VINEYARDS

ナパ>ハウエル・マウンテン

2012年4月29日(第5回ナパ・ソノマ飲み合宿2日目の3軒目)

 

 3軒目に向かったのは、14時にアポを入れたAnderson's Conn Valley Vinyards。住所的には、セントヘレナなんですけどね、結構僻地で(汗)。巨大人口湖ヘネシー湖の北端でナパ・ヴァレーの東側、山を一つ隔てたもう一つの小さな谷にありました。

 

 Conn Valley Rd.という細い山道を曲がると、右手にそれらしき敷地が・・・。

うわ、ひろい・・
うわ、ひろい・・

あまりの敷地の広さに、一瞬ソノマのワイナリーに来ちゃったのかと思いました。

山のワイナリーをイメージしていたので、まさか、こんな平で広大な土地だとは、

思ってもみなかったな~。



良い雰囲気でしょう?

晴れた午後の昼下がり、時間を過ごすのにはもってこいの場所です(悦)。

 

先客が帰るのを待って、テイスティングルームに入ります。

「こんにちは~。」

 おぉっ!意外とシンプルなんですね。

 

 テイスティングは2種類あって、Caveでゆったり座ってのテイスティング($45)と、テイスティングルームでの立ち飲みテイスティング($25)。Caveでのテイスティングは2時間以上かかるらしいので、今回は後者で予約しておきました。  

 

 まずは、駆けつけ一杯のソーヴィニョン・ブランから。

1) Anderson's Conn Valley

  Sauvignon Blanc Napa Valley 2011 / $40

 

 「え?なんだこれ?」

 ソーヴィニョン・ブラン100%なのに、超オーキー。

 これは初めて出会う味かも?

 

 応対してくれたTravis君に聞いてみたら、1か月樽に入れてたとのこと。(あー、びっくりした~)不思議なほどフローラル&フルーティで美味しかったなぁ。でも、SBで$40ってのは、ちょっとお高めですけどね(泣)。

 続いてはシャルドネ。

 白を2種類も頂けるなんて・・・ちょっと軽くガッツポーズ(汗)。

2) Anderson's Conn Valley

   Chardonnay Napa Valley 2009 / $50

 

 うわ、来た―っ!

 恐ろしいほどの濃い色、黄金色っていうか、小判色?

 

 見ただけで、”樽・たる・タル”感じちゃいます。案の定、11ヶ月じっくり樽で寝かせたシャルドネ100%の1本。超Oaky!程よいトロみとうま味、なのに後味すっきりで美味しい!

 

 でも、これもちょっとお高めかなぁ。

 贅沢な造りだから仕方ないけど・・・。

 

 さ、赤に行きますよ~。

3) Anderson's Conn Valley

   Pinot Noir Napa Valley 2008 / $55

 

 お!ピノのくせにロングフィニッシュじゃないですか~。アルコール15.6%かぁ。 グイッと感ありますねぇ。

 

 カベルネ好きにも好かれそうなピノで、GOODです。


 朝一でダックホーンで頂いたゴールデンアイのピノと値段が同じですが、こちらの方がいいですね!

 

 

 

4) Anderson's Conn Valley

   Right Bank Napa Valley 2009 / $75

 

  Estateではないそうですが、カベルネフラン60%にメルロー40%のブレンドもの。この組み合わせは珍しいのですが、特に可もなく不可もなく(汗)。

 

 

5) Anderson's Conn Valley Eloge Napa Valley 2008 / $95

 

 Anderson's Conn Valleyのフラッグシップ的ワインという、このEloge。カベルネソービニョン55%、カベルネフラン25%+プティ・ヴェルドとメルローのBlendモノ。

 

 口に含んでから飲みこむまでの感想は・・・

 「あ、美味しい!→でも、finishが短い・・・。→うーん惜しい!」って感じ(汗)。

 

 ちなみに、Wine Advocate:98だそうです。やっぱり味の好みが合わないのかなぁ・・・。

 

 

 

 で、最後に頂いたのが所有畑のカベルネ・ソーヴィニョン100%

6) Anderson's Conn Valley Estate Reserve 

    Cabernet Sauvignon Napa Valley 2009 /  $68

 

 おぉ、いいですねぇ。

 果実味あり、スムーズでタンニン少なめで、非常に飲み心地が良い!75%の新樽で22ヶ月寝かせてた割に、「樽たる」し過ぎないところが好感触でした~。

 それにしても、「何でこんな辺鄙な場所でワイン造りしようと思ったの?」と応対してくれたTravis君に聞いてみたら、「霧や日光の条件も良かったし、何より安かったからだって聞いてるよ。」とのこと。

 

 ここを始めたAnderson一家がこの土地を購入した1983年当時、主だったナパの土地は相当高かったみたいですね。そんなものか・・・うーん、開拓団みたい・・・。

 

 Travis君は1月にJoinしたばかりというけど、知識は豊富。いろいろ教えてくれました。

  • 2007年ヴィンテージは文句なくGood、2008年は雨が多かったけど、まぁ大丈夫。
  • 2008年のソノマの山火事で、2008年のピノはSmoky、ほんとに煙っぽかった。
  • 100%カベルネでお勧めなのが、Ehlers EstateとFlog'sLeap
  • ナパでDinnerに行くなら、morimotoとか、BRIXがお勧めだよ。

 などなど。ほんと、楽しくお話させて頂きました~。

 

 

 で結局、一番最後に頂いた100%のカベルネと、迷いに迷って、可もなく不可もなくだった三番目の2009 Right Bankを購入。

 

 Right Bankに関しては、カベルネフランとメルローのブレンドが珍しかったのと、もしかしたら大化けするんじゃないか?との期待を込めて・・・。 *あーあ、はずれなきゃいいんだけど(汗)。

 

 幸い、購入金額が$100を超えたので、テイスティング料はチャラになりました~(嬉)。

 「次回は、ぜひCaveでTastingしてね。」と言われたものの・・・。

 

 うーん、Right Bank次第だなーと思ってます。

 

 でも、こんな場所でもこのワイナリーの評価は物凄く高いです。とは言っても、そんなこと知らなくったって、心からテイスティングを楽しませてくれる姿勢を見れば、良いワイナリーだってことはわかります。

 

 訪問価値の高い1軒でした~。

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