「カリフォルニアワインへの誘い」講義の私的メモ

先日参加した「カリフォルニアワインへの誘い」特別講座の講義の私的メモです。

 

◆ビックリ!

  • アメリカって、ハワイからアラスカまですべての州で、ワインが作られてるそうな!
  • とは言っても、そのうち90%がカリフォルニア産で約2,000万L。これはオーストラリアワインの生産量を上回るとか?
  • カリフォルニアのGDPは、世界でも10位に入るとか?この経済力がカリフォルニアの上級ワイン造りを支えているのでしょう・・・。

 

◆ふむふむ

  • サンパブロ湾より上がノースコースト、下がセントラルコースト。この二つのエリア以外が、カリフォルニワイン=jag wineを生み出す素。 
  • 緯度の高低ではなく、海からの距離が温度に影響するところが、カリフォルニアの特徴。海に近いほど冷涼、川沿いも冷涼。 
  • サンパブロ湾以南の産地

・SF 市内から一時間程度のサンタクルーズは、カベルネ
・さらに南のモントレーは、川沿いということもあり、ピノ
・ロスから入った方が近い(3時間ドライブ)のサンタバーバラ。ここがあのーサイドウェイズの舞台でもちろん、ピノ。
・モントレー以南のギュルロイって街は、ニンニクの産地で臭いらしい。

 

◆なるほど~

  •  ナパのワイナリーがやたらと、エコだのグリーンだのと盛んに謳ってるのが不思議だなぁもと思っていたけれど、どうも地元住民との軋轢を避けるためというのが大きいらしい。そもそもリベラルな風土の上に、1970年代以降の参入ワイナリーが多いので、余計にね。
  • 確かに、cadeに行った時、山のワイナリーが要アポの一つに理由が、周辺住民への配慮って言ってたなぁ。車の通行量が増えるのを嫌がられるからって。
  • 実力次第でワインメーカーになれるし、資本が加われば、ワイナリーをー作ることもできる。我々にとって、ゴクゴク当たり前に受入れていたことが、フランスからみるととんでもないことだったらしい。伝統や血筋で飲むのだそうな…(汗)。 
  • ナパが、二度フィロキセラに襲われ、しかも直近で80年代だったと言うのは知っていて、特に気にもしなかったけれど、これすごいことだったらしい。二度襲われたのってカリフォルニアだけなんですって!フィロキセラの対応は植え替えしかなくて、植え替え後最低でも7年は使い物にならないんだけど、そこを踏ん張れたのが、資金力。特に、ナパの場合、富裕層オーナーが多かったから乗り越えられたのだとか?それも、シリコンバレー、宇宙航空産業、農業等々が盛んなエリアだからなんだって!はー、色々つながったなぁ。。。
  • それから、これもゴクゴク当たり前に捉えていたけど、色々な品種のワインが作れて、スパークリングからポートまで作れるってのも特徴らしい。へーでしょ?ワインに関する規制が緩さが為せるワザなんですって。

 

◆それはどうかな? 

  • 「ナパを楽しむには、29号線を北上すれば良いだけ。」と言うのはやめて欲しいなぁ。結局、観光用ワイナリーの大手の印象だけで日本に帰ってこられると、ナパはさぁ、とか言われちゃうもの。本気で山のワイナリーに行って欲しい!
  • AVAに関して行政単位の一つと説明していたけど、どうかな~。AVA=American Viticultural Areas=アメリカ政府公認葡萄栽培地域であって、行政単位とは違うと思うんだけど・・・。飲むのに夢中で質問し忘れちゃいました(汗)。

 

以上、簡単メモでした。


◎試飲したワイン◎

1.Gloria Ferrer Sonoma Brut NV (1,780円@やまや)

2.Robert Mondavi Fumé Blanc 2009 Napa Valley (4,000円前後)

3.Grgich Hills Chardonnay 2008 Napa Valley (7,300円)

4.Dierberg Pinot Noir 2008 Santa Maria Valley (5,250円)

5.Napa Cellars Cabernet Sauvignon 2009 Napa Valley (1,480円@やまや)

6.Ridge Vineyards Geyserville 2008 Sonoma County (7,875円)

詳細は、Picky Lifeの記事まで